チャタテムシの駆除

害虫

チャタテムシの生態と習性

チャタテムシの仲間は、一般的に野外に生息していますが、家屋内に生息しているのはコチャタテ科とコナチャタテ科に属するのみで、コチャタテは体長1.5~2.0mmで、一般家屋、製粉工場、食料貯蔵庫の他、図書館、博物館の書庫や標本室などでも、年に数回発生します。 一方、コナチャタテは体長1.0~1.3mmで、「家屋内のあらゆる製品、特に貯蔵食品、皮革製品、書物、畳などから発生します。

 

これらのチャタテムシは、製品等に発生するカビなどを食べて繁殖します。風通しの悪い押入れ内のダンボール箱、寝具類から発生することも多いですが、大量発生は梅雨時から夏季にかけて多いです。

 

 


出典:日本ペストコントロール協会

チャタテムシの駆除方法

チャタテムシは屋内のどこにでも生息しているので、根絶することは不可能であり、またその必要もありません。 食品や枕に発生した場合には、加熱乾燥してそのまま利用してもよいし、気持ち悪ければ廃棄すればよいです。 まず、室内の乾燥に努めれば、少なくとも大発生は防げます。

 

できる限りの通風や換気に留意し、湿気の多い洗面、台所の引き出しの中に食品を開封したまま長期間保存することは避けましょう。また、殺虫剤を使って駆除する場合、人の住居空間とチャタテムシは同居しているので、人が接する部分での殺虫剤使用はできるだけ避け、専門業者に依頼するほうが望ましく思います。